医学の歴史

2020年

10月

31日

医学の歴史を訪ねて 第1回 ミラノ編 その1

令和2年11月1日

 

 私達が日頃お世話になっている西洋医学は、古代ギリシアに生まれ、イタリアへと伝わり、中世以降、ヨーロッパ中に広まった知識と技術の体系です。

 イタリアは、古代から中世にかけて、世界の医学の中心地であり続けた地域です。

古代ギリシア時代からの医学を受け継ぎ、近代への橋渡しをしたのがイタリア医学です。

  医学も社会における一つの文化現象です。

決して医学という世界の中だけで発展してきたものではありません。

他の社会事象、例えば文化や宗教に影響を与え、逆に、それらから大きな影響を受けつつ、変化し発展してきたのです。

 具体的に言うと、ギリシア神話・ローマ神話、キリスト教、医学は深く絡(から)み合って変遷(へんせん)、進化し、世界史を形成してきました。

私の医師としての後半生(こうはんせい)の目標は、ギリシア神話・ローマ神話、キリスト教と関連し合った医学の歴史を学ぶ事です。

 大学受験のために高校時代に暗記した世界史は、ごく表面的な物に過ぎませんでした。

還暦をとうに過ぎ、これからは、40年もの間生業(なりわい)にしてきた医学を通して、2,000年に亘(わた)る人間の営みを辿(たど)ってみたいと思います。

その取っかかりとして、イタリアを訪ねました。

 

ラザレット(隔離病舎)

 中世、ミラノでも大勢(おおぜい)がペストで死にました。

そこで、ラザッロ・パラッツィの指揮のもと、60年以上かけて、ペスト患者を収容・隔離する施設が造られました。

完成は16世紀始めです。

 21世紀の現代に生きる我々は、新型コロナウィルスに翻弄(ほんろう)され、過剰反応が経済を萎縮させています。

その100年以上前の19世紀末に、フランスのイェルサンと日本の北里柴三郎がペスト菌を発見しました。

さらに、その400年も前、まだウィルスはおろか、細菌感染症の概念もなかった時代の人が「隔離病棟が必要だ」と考えたとは驚きです。

 場所は大聖堂とミラノ中央駅の中間辺(あた)り、350m四方の一画です。

中庭を囲む3辺に病舎が建てられ、合計288室の病室がありました。

19世紀に解体されましたが、現在も病舎が残っています。

中央には、重症患者がベッドに寝たままでも拝(おが)めるように、教会まで建てられました。

 ラザレットという呼び名は新約聖書に登場するラザロという人物の名に由来します。

実は、新約聖書に登場するラザロは2人います。

一人目は重症の皮膚病に冒(おか)され、イエスによって奇跡的に清められた男です。

二人目は、死んで墓に埋葬された後、イエスによって蘇(よみが)えった男で、「ラザロ徴候(ちょうこう)」(脳死者が自発的に手や足を動かす動作)の語源ともなっています。

 ラザレットという呼び名の由来がどちらのラザロかは諸説ありますが、どちらにせよ、聖書のラザロに基づくのは間違いないようです。

今日でも、ラザロは聖ラザロと呼ばれ、ハンセン病患者や葬儀会社などの守護聖人として崇(あが)められています。

ラザロという名はヘブライ語の「エルアザルelazar」(「主は助ける」の意)という言葉の短縮形だと考えられています。

インフルエンザ予防接種の予診票は当院受付にてお配りしている他、本サイトからもダウンロードできます。予め記入後お持ち下さい。

  ただし、「65歳以上の藤沢市民」は、当院にて専用の予診票に記入して頂きますので、ダウンロードは不要です。

お知らせ

5月8日から、新型コロナウィルスワクチンの令和5年春開始接種が始まります。期間は8月31日まで、対象者は、前回接種から3ヶ月以上経過した、3回目以降の方で、以下のどれかに当てはまる方です。①65歳以上 ②5~64歳で基礎疾患を有する

③医療・介護従事者

 接種券を持って、月・火・水・金の午後2~3時に窓口にて予約して下さい。電話での予約はできません。

令和4年12月29日から令和5年1月3日まで休診します。

生後6ヶ月以上11才以下の乳幼児を対象に新型コロナワクチン接種を開始します。令和4年11月19日(土)以降、毎週土曜日に限ります。予約が必要です。月・火・水・金曜日の午後2時から3時の間に、接種券持参の上、窓口で予約して下さい。インフルエンザワクチンの同時接種も可能です。

 なお、1,2回目の12才以上新型コロナワクチン接種は毎週水曜日にのみ、行っています。

 電話でのお問い合わせは窓口業務の妨げになりますので、ご遠慮下さい。

4年11月から、生後6ヶ月以上11才以下の乳幼児令和の新型コロナワクチン接種を開始します。インフルエンザワクチンの同時接種も可能です。詳細が決まり次第、お知らせします。

 

10月1日(土)よりオミクロン株対応(ファイザー)の新型コロナワクチン接種を開始します。3回目以降、12才以上の方が対象です。

インフルエンザワクチンと同時接種も可能です。

月、火、水、金の午後2~3時に接種券を持って予約にお越し下さい。

電話での予約はできません。

1,2回目の従来ワクチン(ファイザー)接種も、引き続き行っています。

来る9月4日(日)午前9時から午後5時まで、当院は藤沢市の救急当番医です。

発熱外来、コロナワクチン接種も行いますので、ご予約下さい。

8/7(日)から8/14(日)まで休診します。

 新型コロナワクチン4回目接種を5月30日(月)から開始します。

混乱を避けるため、ファイザー社製のみを打ちます。接種対象者は以下のいずれかに該当する方です。①60歳以上 ②18~59歳で、基礎疾患を有するか、重症化リスクが高いと医師が認める方。

 ①②のいずれかで、3回目接種から5ヶ月以上あいていれば、接種可能です。

月、火、水、金の午後2~3時に接種券を持って予約にお越し下さい。電話での予約はできません(令和4年5月18日)。 

5~11歳用の新型コロナワクチン接種は行っていません(令和4年3月3日)。

新型コロナワクチンの予約の電話が殺到し、業務に支障を来しています。本日より、予約は対面でのみ受け付けることに変更します。月・火・水・金の午後2時から3時の間に、接種券持参の上、当院窓口にお越し下さい。電話での予約はできません(令和4年2月1日)。

1月23日(日)は休日診療を行います。

発熱・急病・ケガの方は受診して下さい。

午前9時から午後5時まで。

新型コロナワクチンの3回目接種を開始しました。市から接種券が届いたら、電話もしくは窓口にて予約して下さい。

藤沢市以外の方も予約できます。

TEL 0466-31-0840

 1・2回目のワクチンも、受け付けています(令和4年1月17日)。

一般用インフルエンザワクチン20人分が入荷しました(令和4年1月11日)。

令和3年12月30日から令和4年1月3日まで休診します。

一般用インフルエンザワクチン48人分が入荷しました。(12月28日)。

一般用インフルエンザワクチン100人分が入荷しました。(12月23日)。

新型コロナワクチンの3回目接種を来年1月18日から開始します。

市から接種券が届いたら、電話にて予約して下さい。藤沢市以外の方も予約できます。

TEL 0466-31-0840

一般用インフルエンザワクチン92人分が入荷しました。在庫は300人分です(12月8日)。

一般用インフルエンザワクチン260人分が入荷しました(12月7日)。

一般用インフルエンザワクチンの在庫がなくなりました(12月6日)。

12月4日診療終了時点で、一般用インフルエンザワクチンの在庫は10人分です。

一般用インフルエンザワクチン300人分が入荷しました(11月30日)。

一般用インフルエンザワクチンの在庫がなくなりました(11月29日PM2:45)。

一般用インフルエンザワクチン20人分が入荷しました(11月29日AM11時)。

65歳以上の藤沢市民のインフルエンザ予防接種の予約を再開します(11月29日)。

ただし、接種は12月10日以降です。

一般用インフルエンザワクチンの在庫がなくなりました(11月26日PM4時)。

11月26日AM10:30、一般用インフルエンザワクチン40人分が入荷しました。

一般用インフルエンザワクチンの在庫がなくなりました(11月22日PM5時)。

11月22日PM0時、一般用インフルエンザワクチン50人分が追加入荷しました。

11月22日AM10時、一般用インフルエンザワクチン90人分入荷しました。65歳以上の藤沢市民には藤沢市から配給される筈ですが、未だ配給再開日が未定のため、希望者には一般用を転用して接種します。

11月22日午前、一般用インフルエンザワクチン約100人分入荷予定です。時間は未定です。入荷次第、お知らせします。電話での問い合わせはご遠慮下さい。

一般用インフルエンザワクチンの在庫がなくなりました(11月12日)。

一般用インフルエンザワクチン100人分が入荷しました(11月12日)。

一般用インフルエンザワクチンの在庫がなくなりました(11月10日)。

11月9日夕方4時頃入荷する予定の一般用インフルエンザワクチンが、60人分から90人分に増えました。

11月9日夕方4時頃、一般用インフルエンザワクチン60人分入荷予定です。

一般用インフルエンザワクチンの在庫がなくなりました(11月8日)。

一般用インフルエンザワクチン70人分が入荷しました(11月8日)。

一般用インフルエンザワクチンの在庫がなくなりました。入荷次第、お知らせします(11月5日)。

一般用インフルエンザワクチン100人分が入荷しました(11月4日)。

10月1日朝の診療開始時点で、インフルエンザワクチンの在庫は380人分です。