医学の歴史を訪ねて 第66回 ローマ編 その11

令和8年5月1日

 

ティべリーナ島(続き)

 ローマ帝国第4代皇帝クラウディウス1世が、紀元1世紀、島のアスクレピオス神殿跡に初の病院を建てました。

従って、これがローマ最古、すなわち西洋最古の病院です。

現在もこの場所に病院がありますが、もう稼動していません。

 10世紀には、オットー3世が病院に隣接して教会を建てました。 

12世紀には改修されて、聖バルトロメオ教会となりました。

 教会はその後の洪水などで被害を受けたため、17世紀に、オラツィオ・トッリアーニの手で、柱廊と2層のファサード(正面)を持つバロック式教会に建て直されました。

左後ろの鐘楼は12世紀のロマネスク様式です。

 内部の司祭館に通じる階段の途中には、井戸が残っています。

この井戸は、アスクレピオス神殿当時、身体を清めるための聖なる水を汲み上げるために使われました。

身体を清めるのは治療の原点でした。

12世紀に彫刻が施されましたが、紀元前3世紀のままの状態で現存しています。

階段頂上に聖バルトロメオの遺体が安置されています。

 また、教会内部の柱はアスクレピオス神殿の物がそのまま使われています。

誠に古めかしい石柱で、2,300年も前の物だと思うと、感慨深く感動的です。

  聖バルトロメオ(ギリシャ語:バルトロマイ、英語:バーソロミュー)は、新約聖書に登場する、イエスの12使徒の一人です。

アルメニアで伝道中に捕まり、生きたまま皮を剥がれ、逆さ磔にされて殉教しました。

ヴァチカンのシスティナ礼拝堂にある、ミケランジェロ作「最後の審判」にも、剥がされた自分の皮とナイフを持った姿で描かれています。

 

  この島にはもう一つ病院があります。

ファーテ・べネ・フラッテリ病院という名で、17世紀のぺスト大流行の際に、蔓延を防ぐため、患者をこの島に集めて収容するために建てられました。

古ぼけた病院ですが、消化器内視鏡科や循環器科など、日本の病院と同じ診療科があります。

 インフルエンザ予防接種の予診票は当院受付にてお配りしている他、本サイトからもダウンロードできます。予め記入後お持ち下さい。

  ただし、「65歳以上の藤沢市民」は、インフルエンザ・コロナワクチン共に、当院にて専用の予診票に記入して頂く必要があります。ダウンロードはできません。

お知らせ

年末年始休診のお知らせ:12/30から1/4まで休診します。

8月10日(日)から15日(金)まで夏期休業いたします。

院長から一言を更新しました(令和7年6月1日)。

医学の歴史を訪ねて 第56回 ローマ編 その1

12月29日(日)から1月3日(金)まで休診します。

8月13日(火)、14日(水)、15日(木)の3日間、夏期休診させて頂きます。

Message from the Directorを更新しました(Jul 1, 2024)。