医学の歴史を訪ねて 第17回 ヴェネツィア編 その12

令和4年3月1日

 

ヴェネツィア市民病院

 サンティ・ジョヴァンニ・エ・パオロ広場に面して建つ、中世の荘厳な建築です。

病院になる前は、スクオーラ・グランデ・ディ・サン・マルコ(サン・マルコ大同信(だいどうしん)組合)でした。スクオーラとはイタリア語で「学校」や「同業者組合」を意味します。

 ヴェネツィアでは、聖母や守護聖人を信奉する信者の団体や集会場所を、スクオーラと呼びます。

中世に誕生してから、18世紀末の共和国崩壊まで、活動が続けられました。

中産階級を中心に職人・商人らに深く浸透し、共通の出身地や職業によって団結しました。

互助会のようなものです。

結婚式、葬式などの相互扶助や、病気や貧困で困っている人を助ける慈善活動を行いました。

献金で集会堂も建てました。

 各スクオーラは、その本部として豪華な建物を所有し、その中に当時の贅(ぜい)と芸術の粋(すい)凝(こ)らした大サロンや礼拝堂を造ったのです。

言わば、コミュニティセンターの豪華版です。

 

その中でも、「グランデ」という名前が付くのは大規模のもので、たった6つしかありませんでした。

 ヴェネツィアの守護聖人マルコを信奉するこのスクオーラは、13世紀に創設されました。

現在の建物は、15世紀後半に建て替えられたものです。

一般市民だけではなく、特権階級の名士も多く所属していました。

富裕な人々は医者を自宅に呼び、最後まで家で治療・看護を受けました。

しかし、始終医療・看護を必要とする人々は、泣く泣く家を離れなければなりませんでした。そのような人達のために、スクオーラから市民病院になったのです。

19世紀初頭、ナポレオン・ボナパルトの支配下にあった時代のことです。

 遺(のこ)された建物を見ると、ヴェネツィアの巨万の富と繁栄の大きさに驚愕(きょうがく)します。

優雅で美しいファサード(正面)は、彫刻家のピエトロ・ロンバルドと建築家のジョヴァンニ・ブオラの合作で、白い大理石の中に、赤・黄・緑の大理石が散りばめられています。

初期ヴェネツィア・ルネッサンス様式と呼ばれています。

 

玄関ホールには柱が2列に並び、装飾が施された壁や床と共に、厳粛な雰囲気を醸(かも)し出しています。

 病院は運河に面しており、「救急ボート」入り口があります。

救急車入り口はありません。

ヴェネツィアには自動車が走る道路がないため、救急車が存在しないからです。

インフルエンザ予防接種の予診票は当院受付にてお配りしている他、本サイトからもダウンロードできます。予め記入後お持ち下さい。

  ただし、「65歳以上の藤沢市民」は、当院にて専用の予診票に記入して頂きますので、ダウンロードは不要です。

お知らせ

令和6年4月以降、発熱など風邪症状がある方も、電話連絡等は不要となりました。

令和6年3月14日(木)、21日(木)、28日(木)の各木曜日休診します。

4月以降も、毎週木曜日休診します。

3月7日(木)臨時休診します。

2月28日(水)から3月5日(火)まで臨時休診します。3月6日(水)から診療再開します。

令和6年4月より、毎週木曜日、休診します。

1月25日(木)は通常通り診療します。

2月1日(木)は急用のため、休診いたします。

急用のため、1月18日(木)休診いたします。

 

急用のため、1月11日(木)休診いたします。

 

令和5年12月29日より翌1月3日まで休診します。ただし、1月2日は藤沢市休日当番医のため、午前9時から午後5時まで、急病・外傷患者さんの診療を行います。

8/11(金)から8/17(木)まで夏期休診させて頂きます。