医学の歴史を訪ねて 第13回 ヴェネツィア編 その8

令和3年11月1日

 

アカデミア美術館

 

 約500年間にわたるヴェネツィア派絵画の集大成がアカデミア美術館です。

海にかこまれた干潟(ラグーナ)の都市には、ほとんど緑がありません。

そのため、かえってヴェネツィア人は田園にあこがれ、自然の風景を好みました。

だから、ヴェネツィア派の絵は自然の中に人間を配するのです。

 中世では、長い間カトリック教会の解剖禁止令もあり、古代ギリシア・ローマ時代の解剖知識がさほど更新されていませんでした。

ところが、ルネッサンスの時代、アンドレア・ヴェサリウスという若き解剖学者が現れ、それまでの常識を覆(くつがえ)しました。

当時の偉い学者は、誰も自分で解剖しませんでしたが、ヴェサリウスは自らメスを持ち、細部まで克明に描写しました。

 そして、1543年、彼は素晴らしい解剖図譜を、「人体の構造」(ファブリカ)と題して出版しました。

様々なポーズを取った人体を、遠近法を活かした風景の中に描いたのです。

挿絵(さしえ)を描いた画家は、ヴェネツィア派のティツィアーノ達でした。

彼らは、自然の風景の中に裸体像を配するという技法を、解剖図にも用いたのです。

「考える骨」と命名された、骸骨(がいこつ)が「考える人」のようなポーズをとった挿絵もあります。

ユーモアさえ感じさせる出来映(できば)えです。

  1543年は、コペルニクスが地動説を唱え、ポルトガル人が日本の種子島(たねがしま)に鉄砲を伝えた年です。

今から500年近くも昔に、こんな素晴らしい解剖学アトラス(図譜)を描いたのです。

私は医学生時代にこの教科書の存在を知りませんでした。

知っていれば、解剖学の勉強がもっと楽しくなっていたでしょう。

残念です。

 この解剖学書は大評判となり、ヴェサリウスは一躍(いちやく)、時代の寵児(ちょうじ)となりました。

しかし、彼がこの本で明らかにした解剖所見には、カトリック教会が支持する伝統的な考えとは対立する箇所がいくつもありました。

そのため、ヴェサリウスは異端の嫌疑をかけられてしまいました。

彼は疑いを晴らすため、エルサレムに巡礼しましたが、その帰途に船が難破して亡くなったそうです。

 

 アカデミア美術館では、フランチェスコ・マッフェイ作「ペルセウスとメドゥーサ」(17世紀)も見逃せません。                      

 既に説明しましたが、メドゥーサは、ギリシア神話に登場する怪物です。

髪の毛の一本一本がヘビで、見た者を石に変えてしまう魔力を持っていました。

肝硬変患者の腹壁皮下静脈が放射状に怒脹した様子は、ヘビのように見えることから、「メドゥーサの頭」と呼ばれます(参照:医学の歴史を訪ねて 第5回 ミラノ編 その5)。

 勇者ペルセウスは軍神アテナから盾(たて)を借り、眠っているメドゥーサに忍び寄りました。

目を合わせると石に変えられてしまうため、盾に映った怪物を見ながら、その首を見事、切り落とすことに成功したのです。

 

                               次号に続く   

 

インフルエンザ予防接種の予診票は当院受付にてお配りしている他、本サイトからもダウンロードできます。予め記入後お持ち下さい。

  ただし、「65歳以上の藤沢市民」は、当院にて専用の予診票に記入して頂きますので、ダウンロードは不要です。

お知らせ

一般用インフルエンザワクチンの在庫がなくなりました(11月26日PM4時)。

11月26日AM10:30、一般用インフルエンザワクチン40人分が入荷しました。

一般用インフルエンザワクチンの在庫がなくなりました(11月22日PM5時)。

11月22日PM0時、一般用インフルエンザワクチン50人分が追加入荷しました。

11月22日AM10時、一般用インフルエンザワクチン90人分入荷しました。65歳以上の藤沢市民には藤沢市から配給される筈ですが、未だ配給再開日が未定のため、希望者には一般用を転用して接種します。

11月22日午前、一般用インフルエンザワクチン約100人分入荷予定です。時間は未定です。入荷次第、お知らせします。電話での問い合わせはご遠慮下さい。

一般用インフルエンザワクチンの在庫がなくなりました(11月12日)。

一般用インフルエンザワクチン100人分が入荷しました(11月12日)。

一般用インフルエンザワクチンの在庫がなくなりました(11月10日)。

11月9日夕方4時頃入荷する予定の一般用インフルエンザワクチンが、60人分から90人分に増えました。

11月9日夕方4時頃、一般用インフルエンザワクチン60人分入荷予定です。

一般用インフルエンザワクチンの在庫がなくなりました(11月8日)。

一般用インフルエンザワクチン70人分が入荷しました(11月8日)。

一般用インフルエンザワクチンの在庫がなくなりました。入荷次第、お知らせします(11月5日)。

一般用インフルエンザワクチン100人分が入荷しました(11月4日)。

10月30日(土)、インフルエンザワクチンの在庫がなくなりました。

入荷しだい、お知らせします。

10月29日の診療終了時点で、一般用インフルエンザワクチンの在庫は17人分です。

一般用のインフルエンザワクチン60人分が入荷しました(2,800円)(10月29日)。

65歳以上の藤沢市民には、藤沢市からインフルエンザワクチンが配給されますが、現在、品不足のため配給が停止されています。

そのため、予約も一時的に中止しています(10月26日)。

10月23日(土)午前10時、インフルエンザワクチンの在庫がなくなりました。

入荷しだい、お知らせします。

10月22日診療終了時点で、インフルエンザワクチンの在庫35人分です。

10月21日朝、インフルエンザワクチン100人分入荷しました。

在庫は105人分です。

10月20日夕方、診療終了時点で、インフルエンザワクチンの在庫は17人分です。

10月18日朝、インフルエンザワクチン138人分入荷しました。

在庫は188人分です。

10月12日朝、インフルエンザワクチン100人分入荷しました。

在庫は約200人分です。

10月1日朝の診療開始時点で、インフルエンザワクチンの在庫は380人分です。

 新型コロナワクチンの予約受付を再開します。3週間おき、計2回の接種をキャンセルしないで必ず受けると約束する方だけに限ります。

接種日は11月1日(月)以降で、定員168人です。接種時間帯は診療時間と同じです。

 月、火、水、金曜日の午後2時から3時の間、当院にて、接種券を持参の上、予約して下さい。電話では予約できません。電話でのお問い合わせはご遠慮下さい(9月9日)。

 

新型コロナワクチンの接種枠が満杯になりました。一旦、予約受付を終了します。再開する際は当欄にてお知らせします(9月1日)。

新型コロナワクチンの予約受付を再開します。3週間おき、計2回の接種をキャンセルしないで必ず受けると約束する方だけに限ります。接種日は以下の2通りに限り、共に定員70人です。例外はありません。

月、火、水、金曜日の午後2時から3時の間、当院に接種券を持参して御予約下さい。電話では予約できません。電話でのお問い合わせはご遠慮下さい(9月1日)。

①9/11(土)②10/2(土)

①9/25(土)②10/16(土)

いずれも、時間は午後2時から5時までです。

新型コロナワクチンの接種枠が満杯になりました。一旦、予約受付を終了します。再開する際は当欄にてお知らせします(令和3年8月27日)。

新型コロナワクチンの予約受付を再開します。3週間おき、計2回の接種をキャンセルしないで必ず受けると約束する方だけに限ります。接種日は以下の11通りに限ります。例外はありません。

月、火、水、金曜日の午後2時から3時の間、当院に接種券を持参して御予約下さい。電話では予約できません。

①9/28②10/19、①9/29②10/20、①9/30②10/21、①10/1②10/22、①10/2②10/23、①10/4②10/25、①10/5②10/26、①10/6②10/27、①10/7②10/28、①10/8②10/29、①10/9②10/30

8月12日(木)から14日(土)までの3日間、夏期休業します。

 

全国的なワクチン不足のため、神奈川県より9月27日以降の予約受付を控えるよう通達がありました。当面の間、9月27日以降の新型コロナワクチンの予約はできませんので、ご了承下さい(令和3年7月15日)。

6月11日現在の、新型コロナワクチン予約状況は以下の通りです。

本日予約すると、1回目接種が8月後半、2回目接種が9月前半となります。

新型コロナワクチンの接種対象年齢が12歳以上に拡大されました。接種券(クーポン券)が届いたら、窓口にて予約して下さい。藤沢市以外の方も予約できます(令和3年6月2日)。