平成28年4月1日
今回から、血液型と性格について述べます。
「片桐さんは血液型、何型ですかぁ?」
「B型ですよ」
「エェーツ!? やっぱりー」
私の人生において、今まで、何度この様な質問を受けた事でしょう。
数えきれません。
質問者が、B型という血液型を有する人間に対して、侮蔑(ぶべつ)や嘲笑(ちょうしょう)の感情を抱(いだ)いているのは、その表情や口調から明らかです。
決して、B型に対して良い評価を与えているのではありません。
私に対する質問以外でも、「○○さんは典型的な△型だから・・・」という類(たぐ)いの会話を幾度(いくど)も耳にしてきました。
日本人は血液型によって人の性格を分類するのが好きなようです。
では、この血液型性格分類は、はたして正しいのでしょうか?
そもそも、血液型によって性格がどのように分類されているのか、調べてみました。
能見(のうみ)正比古(まさひこ)氏は、以下のように、血液型によって性格を分類しています。
A型
・“何かのため”に生きるという「生きがい」を求める。
・周囲に細かく気を使い、相手や周囲との間に波風が立つのを嫌う。
・感情や欲求を抑制する。思いやりや察し合いを大切にする。
・ルール、慣習、秩序を重視。極端さを避け、羽目を外(はず)さぬ。
反面、やや型にはまる。
・スジを通し、ものごとのケジメ、白黒をはっきり付ける。頑固(がんこ) で短気。
・継続的に努力し、肉体の苦痛によく耐える。
・一つ一つ段階を踏む。慎重、緻密(ちみつ)。物ごとへの取っ付きは遅いが、大器(たいき)晩成(ばんせい)。
・完全主義。未来へは悲観主義。苦労性(くろうしょう)。
・心の底には、思いきってカラを破りたいという現状打破(げんじょうだは)の夢がある。
O型
・生きる欲望が強い。バイタリティが盛ん。
・目的が決まると直進し、達成力もずば抜けている。目的が曖昧(あいまい)だとずっこける。
・ロマンチストだが、現実的という二面性がある。
・考え方はストレート。少々単純でもある。
・仲間には愛情深い。家族思い。親友には開放的で、親分ハダでもある。
・反面、仲間以外や未知の人に強い警戒心を持つ。慎重。
・人間関係を大事にする。特に信頼性を重視。
・感情は、サッパリしていて、あとに尾を引かない。
・自己主張、自己表現欲が強い。個性的な事を好む。
・専門家になりたいと望む。
・勝ち気。ただし、負けると知るとあきらめが早い。
B型
・マイペース。縛られ、抑制される事をいやがる。
・考え方が柔軟。新しい事や、自分と違った相手への理解力に富む。創造的。
・周囲の影響を受けない、気にしない。
・無愛想だが、すぐ心を開く。開放的。差別なく親しむが不用心(ぶようじん)。
・涙もろい。人情味に富む。細かい察し合いは苦手。
・ロマンチストではない。実利的。
・興味を多方面に持つ。ジャーナリスト型。ながら族。凝り性(こりしょう)。
・未来に楽観的。済んだ事に対して未練がましい。
・ケジメが乏しい。
・仲間外れを気にする。疎外感が強い。
AB型
・ドライ。考え方が合理的。
・反面、空想的、非日常的、メルヘンチック。
・情緒の安定した面と、不安定な面と、二面性を持つ。
・にこやか、そつが無い。頼まれたらイヤと言えない。親切。調子良すぎるのが難点。
・反面、人との付き合いに距離を置く。慎重。
・物事に没頭(ぼっとう)できず、根気がない。
・分析が得意。批判力に長(た)ける。イヤミは名人級。
・社会参加に熱心。奉仕の精神に富む。
・偽善を憎む。正義派。
・多角経営型。趣味を活かした仕事を望む。
・食いしん坊。睡眠不足に弱い。
次号へ続く