健康情報のウソ・ホント 第22回

ステロイド(続き)


2015年9月1日

 

 「ステロイドを中止すると、投与以前の状態よりさらに悪化する。

これがステロイドのリバウンドだ」と言う人もいます。

けれども、高血圧や糖尿病の診療においても、治療を自己中断した人が久しぶりに受診してくると、治療前よりさらに状態が悪化している事は、日常診療においてしばしば経験します。

「ステロイドのリバウンド」として特別扱いするのは不公平です。 

 また、前々回に述べたように、ステロイドの内服薬を長期に大量連用すると、副腎皮質機能が抑制されます。

そして、内服を急に中止する事により副腎機能不全を来す事があります。

これが本当の「ステロイドによるリバウンド」だと言う人がいます。

しかし、これは医学的に至極(しごく)当然の機序であって、甲状腺など他の臓器にも同様の現象が見られます。

ことさらステロイドを悪者にする必然性はありません。

 ステロイドの局所的副作用として赤ら顔を生じた患者が、ステロイドの外用を中止すると、2-3日後に急に潮紅(ちょうこう)が強くなる事があります。

これこそが「ステロイドのリバウンド」だと言う皮膚科医もいます。

こうなると、ステロイドの塗布を再開したくなりますが、我慢していれば次第に軽快します。

 結局、人によって「ステロイドによるリバウンド」なる症状の定義はまちまちである事が分かります。

いずれの意味においても、ステロイド特有の有害事象とは言えず、「リバウンドがあるからステロイドの使用は一切禁止すべき」という論理は成立しません。

 アトピー性皮膚炎に限らず、あらゆる皮膚炎において、治療の中心は皮膚の炎症のコントロールにあります。

副作用の回避(かいひ)にいたずらに執心(しゅうしん)し、正しい治療を放棄してしまった結果、皮膚炎が増悪したのでは本末転倒(ほんまつてんとう)です。

  ステロイド恐怖に毒された人やアトピービジネスに乗せられている人に、短い診察時間で正確な事実を説明するのは大変難しく、ましてや翻意(ほんい)させる事などほとんど不可能です。ヘタをすると怒鳴り合いになります。

当院でも、患児にステロイド軟膏を処方したところ、親御(おやご)さんから「どうしてこんな危険な薬を出すんだ!」と猛(もう)抗議を受けた事があります。

 「ステロイドは危険だ」「友達から勧められた商品の方が安全だ」という信念(あるいは信仰?)をお持ちの患者さんにとって、医師からステロイドを処方されるのは迷惑な事でしょう。

 一方、診察する側の医師にとっても、誤解と偏見に凝(こ)り固まった人にいくら説明しても理解を得られない場合が多く、時間と体力を消耗します。

根拠のない理由で頑固に拒否されるのは、不快ですらあります。

私はこの不快感から早く逃れるために、ステロイドが必要であるにも拘(かか)わらず、それ以外の薬を安易に処方してしまった事も何度かあります。

そのたびに、医師としての誇りを捨てて消極的な治療に走ってしまった自分を恥じました。

 アトピービジネスは、「ステロイドを使わない治療は善、ステロイドを使う治療は悪」という図式を描いて、正しい理解・治療から患者を遠ざけ、高額な商品や無意味な治療へ巧妙に誘導しようとします。

その結果、症状が悪化すると「過去に使用したステロイドのせいだ」「症状が改善する前の兆(きざ)しだ」と非科学的な言い逃れをします。

 一人でも多くの方がこの拙文を読んで、ステロイド恐怖から解放され、アトピービジネスの餌食(えじき)にならない事を願います。

 

 今回で、ステロイドに関する考察を終わります。

お知らせ

令和2年4月26日(日)は9時から午後5時まで、藤沢市休日当番医です。急病やケガの方は受診して下さい。

4/7に緊急事態宣言が発令されましたが、緊急事態中も当院は通常通り診療を続けます。風邪症状で悩む方は早期に当院を受診下さい。まず肺炎を診断し、肺炎なら迅速に治療開始することが重要です。自宅で放置していると重症化することがありますので、早期発見早期治療が肝要です(令和2年4月10日)。

本日、インフルエンザワクチン60人分追加入荷しました(1月8日)。

本日、インフルエンザワクチン40人分入荷しました(1月7日)。

令和2年1月7日(火)にインフルエンザワクチン40人分入荷します。時刻は未定です。入荷次第、お知らせします。

只今、インフルエンザワクチンの在庫がなくなりました。次回の入荷は正月明けの予定です(12月28日)。

12/29(日)から翌1/3(金)まで休診します。

ただし、12/31(火)の午前9時から午後5時まで、救急当番医ですので、急病・ケガの方は診療致します。

新年は、1/4(土)から診療開始します。

本日、インフルエンザワクチン28人分が追加入荷しました(12月27日)。

本日、インフルエンザワクチン16人分が追加入荷しました(12月26日)。

本日、さらにインフルエンザワクチン20人分が追加入荷しました(12月24日)。

本日、午前中にインフルエンザワクチン68人分が入荷します(12月24日)。

只今、インフルエンザワクチンの在庫がなくなりました。次回の入荷は未定です(12月23日)。

本日、追加でインフルエンザワクチン80人分入荷しました(12月20日)。

本日午前中に、インフルエンザワクチン40人分が追加入荷します(12月18日)。

本日、追加でインフルエンザワクチン80人分入荷しました(12月16日)。

本日、インフルエンザワクチン68人分入荷しました(12月16日)。

只今、インフルエンザワクチンの在庫がなくなりました。次の入荷は12月16日の予定です(12月14日)。

12月13日の診療終了時点で、インフルエンザワクチンの在庫は17人分です。次の入荷は12月16日の予定です。

本日、午前中(時刻未定)にインフルエンザワクチン46人分入荷予定です。さらに、午後4時までに46人分入荷予定です(12月13日)。

只今、インフルエンザワクチンの在庫がなくなりました。

入荷次第お知らせします(12月13日)。

 

 

只今、インフルエンザワクチン20人分が入荷しました(12/12)。

本日午前中に、インフルエンザワクチン20人分が入荷します。時刻は未定です(12月12日)。

只今、インフルエンザワクチンの在庫がなくなりました。

入荷次第お知らせします(12月11日)。

 

本日、インフルエンザワクチン60人分が入荷しました(12月11日)。

只今、インフルエンザワクチンの在庫がなくなりました。

明日12/11(水)、60人分入荷します。

午前中の予定ですが、時刻は未定です。

12/10(火)にインフルエンザワクチン46人分が入荷します。

午前中の予定ですが、時刻は未定です。

只今、インフルエンザワクチンの在庫がなくなりました。入荷次第お知らせします(12月7日)。

12/6(金)の診療終了時点で、インフルエンザワクチンが残り8人分となりました。来週の入荷日は未定です。

本日、インフルエンザワクチン200人分が追加入荷しました(12月3日)。

本日、インフルエンザワクチン200人分が追加入荷しました(11月29日)。

本日、インフルエンザワクチン200人分が追加入荷しました(11月21日)。

本日、インフルエンザワクチン200人分が追加入荷しました(11月20日)。

本日、さらにインフルエンザワクチン40人分が追加入荷しました(11月18日)。

本日、インフルエンザワクチン380人分が入荷しました(11月18日)。

只今、インフルエンザワクチンの在庫がなくなりました。次回の入荷は、11月18日(月)午前中に200人分の予定です(11月15日)。

11月14日午前9:40にインフルエンザワクチン200人分が入荷しました。

11月14日(木)午前中にインフルエンザワクチン200人分が入荷予定です。

ただし、時間は未定です。時間について電話での問い合わせはご遠慮下さい。

 

只今、インフルエンザワクチンの在庫がなくなりました。入荷次第、お知らせします(11月12日)。

本日、インフルエンザワクチン70人分が入荷しました(11月12日)。

只今、インフルエンザワクチンの在庫がなくなりました。入荷次第、お知らせします(11月9日)。

本日、インフルエンザワクチン200人分が入荷しました(11月8日)。

本日、午後4時にインフルエンザワクチン200人分入荷します(11月6日)。