健康情報のウソ・ホント 第20回 

ステロイド(続き)


2015年7月1日


 当院で用いるステロイドの大部分は外用剤なので、今後は主に外用剤について話します。前号で例に挙げたスキンケア商品「奇跡の肌△△」の宣伝文句はウソばかりです。

順番に説明しましょう。

 ①ステロイドは「使い続けなくてはいけない」などという事はありません。

我々の日常臨床では、ステロイド外用剤に抵抗性(連用による効果減弱)があるという経験はありません。

目的とする抗炎症効果が得られれば、ステロイドは減量・中止すれば良いのです。

決して「使い続けなくてはいけない」ものではありません。


 ②ステロイドの「代表的な副作用として、糖尿病、感染症、胃・十二指腸潰瘍、骨粗鬆症、筋力低下、精神症状、ムーンフェイス、月経異常、副腎皮質機能低下」を挙げています。

しかし、これらはすべて一定量以上の内服薬を長期に連用した際に起こり得る副作用です。外用薬ではこれらの全身的副作用は起き得ません。


 ③クッシング症候群とは糖質コルチコイドの慢性的な分泌過剰によって生じる様々な症状の総称です。ステロイドの外用とは全く無関係です。


 ④緑内障はステロイド点眼薬の長期連用によって起こり得ますが、皮膚に塗るだけでは起こり得ません。


 ⑤白内障もステロイド外用とは無関係です。ステロイド点眼薬とも無関係です。

むしろ、白内障の手術後に、炎症を抑えるためにステロイド点眼薬を用いるぐらいです。


 ⑥間質性肺炎もステロイド外用とは無関係です。

それどころか、間質性肺炎の治療としてステロイド剤の注射や内服が第一選択薬として用いられます。


 ⑦皮膚線条、紫斑、毛細血管拡張、多毛はステロイド外用剤の副作用として知っておく必要があります。このサイトにある唯一正しい記述です。

これについては次号で述べます。


 ⑧ステロイド外用薬によって「腎機能の低下」などあり得ません。

ただし、ステロイドの内服薬を長期に大量連用すると副腎皮質機能が抑制されるため、内服を急に中止すると、副腎機能不全を来す事があります。

「奇跡の肌△△」の宣伝文句を書いた人物は、腎と副腎を混同しているのでしょう。

無知をさらけ出している訳です。

 

 ⑨ステロイド外用によって「皮膚がんの発生率が上が」ったり、「大人になって麻酔を安心して使えなくなる」事などあり得ません。


 ⑩「足裏マッサージのセラピストから『お客さん、腎臓が弱いですね』と言われます。」

に至っては、笑止千万。論評に値しません。

 

 このサイト以外にも、ステロイドの有害性を誇張し、自分の商品を宣伝するサイトが無数にありますが、賢明な皆さんはくれぐれも信用しないで下さい。  

                                                          次号に続く

インフルエンザ予防接種の予診票は当院受付にてお配りしている他、本サイトからもダウンロードできます。予め記入後お持ち下さい。

  ただし、「65歳以上の藤沢市民」は、当院にて専用の予診票に記入して頂きますので、ダウンロードは不要です。

お知らせ

8/11(金)から8/17(木)まで夏期休診させて頂きます。

5月8日から、新型コロナウィルスワクチンの令和5年春開始接種が始まります。期間は8月31日まで、対象者は、前回接種から3ヶ月以上経過した、3回目以降の方で、以下のどれかに当てはまる方です。①65歳以上 ②5~64歳で基礎疾患を有する

③医療・介護従事者

 接種券を持って、月・火・水・金の午後2~3時に窓口にて予約して下さい。電話での予約はできません。

令和4年12月29日から令和5年1月3日まで休診します。

生後6ヶ月以上11才以下の乳幼児を対象に新型コロナワクチン接種を開始します。令和4年11月19日(土)以降、毎週土曜日に限ります。予約が必要です。月・火・水・金曜日の午後2時から3時の間に、接種券持参の上、窓口で予約して下さい。インフルエンザワクチンの同時接種も可能です。

 なお、1,2回目の12才以上新型コロナワクチン接種は毎週水曜日にのみ、行っています。

 電話でのお問い合わせは窓口業務の妨げになりますので、ご遠慮下さい。

4年11月から、生後6ヶ月以上11才以下の乳幼児令和の新型コロナワクチン接種を開始します。インフルエンザワクチンの同時接種も可能です。詳細が決まり次第、お知らせします。

 

10月1日(土)よりオミクロン株対応(ファイザー)の新型コロナワクチン接種を開始します。3回目以降、12才以上の方が対象です。

インフルエンザワクチンと同時接種も可能です。

月、火、水、金の午後2~3時に接種券を持って予約にお越し下さい。

電話での予約はできません。

1,2回目の従来ワクチン(ファイザー)接種も、引き続き行っています。

来る9月4日(日)午前9時から午後5時まで、当院は藤沢市の救急当番医です。

発熱外来、コロナワクチン接種も行いますので、ご予約下さい。

8/7(日)から8/14(日)まで休診します。

 新型コロナワクチン4回目接種を5月30日(月)から開始します。

混乱を避けるため、ファイザー社製のみを打ちます。接種対象者は以下のいずれかに該当する方です。①60歳以上 ②18~59歳で、基礎疾患を有するか、重症化リスクが高いと医師が認める方。

 ①②のいずれかで、3回目接種から5ヶ月以上あいていれば、接種可能です。

月、火、水、金の午後2~3時に接種券を持って予約にお越し下さい。電話での予約はできません(令和4年5月18日)。 

5~11歳用の新型コロナワクチン接種は行っていません(令和4年3月3日)。

新型コロナワクチンの予約の電話が殺到し、業務に支障を来しています。本日より、予約は対面でのみ受け付けることに変更します。月・火・水・金の午後2時から3時の間に、接種券持参の上、当院窓口にお越し下さい。電話での予約はできません(令和4年2月1日)。

1月23日(日)は休日診療を行います。

発熱・急病・ケガの方は受診して下さい。

午前9時から午後5時まで。

新型コロナワクチンの3回目接種を開始しました。市から接種券が届いたら、電話もしくは窓口にて予約して下さい。

藤沢市以外の方も予約できます。

TEL 0466-31-0840

 1・2回目のワクチンも、受け付けています(令和4年1月17日)。

一般用インフルエンザワクチン20人分が入荷しました(令和4年1月11日)。

令和3年12月30日から令和4年1月3日まで休診します。

一般用インフルエンザワクチン48人分が入荷しました。(12月28日)。

一般用インフルエンザワクチン100人分が入荷しました。(12月23日)。

新型コロナワクチンの3回目接種を来年1月18日から開始します。

市から接種券が届いたら、電話にて予約して下さい。藤沢市以外の方も予約できます。

TEL 0466-31-0840

一般用インフルエンザワクチン92人分が入荷しました。在庫は300人分です(12月8日)。

一般用インフルエンザワクチン260人分が入荷しました(12月7日)。

一般用インフルエンザワクチンの在庫がなくなりました(12月6日)。

12月4日診療終了時点で、一般用インフルエンザワクチンの在庫は10人分です。

一般用インフルエンザワクチン300人分が入荷しました(11月30日)。

一般用インフルエンザワクチンの在庫がなくなりました(11月29日PM2:45)。

一般用インフルエンザワクチン20人分が入荷しました(11月29日AM11時)。

65歳以上の藤沢市民のインフルエンザ予防接種の予約を再開します(11月29日)。

ただし、接種は12月10日以降です。

一般用インフルエンザワクチンの在庫がなくなりました(11月26日PM4時)。

11月26日AM10:30、一般用インフルエンザワクチン40人分が入荷しました。

一般用インフルエンザワクチンの在庫がなくなりました(11月22日PM5時)。

11月22日PM0時、一般用インフルエンザワクチン50人分が追加入荷しました。

11月22日AM10時、一般用インフルエンザワクチン90人分入荷しました。65歳以上の藤沢市民には藤沢市から配給される筈ですが、未だ配給再開日が未定のため、希望者には一般用を転用して接種します。

11月22日午前、一般用インフルエンザワクチン約100人分入荷予定です。時間は未定です。入荷次第、お知らせします。電話での問い合わせはご遠慮下さい。

一般用インフルエンザワクチンの在庫がなくなりました(11月12日)。

一般用インフルエンザワクチン100人分が入荷しました(11月12日)。

一般用インフルエンザワクチンの在庫がなくなりました(11月10日)。

11月9日夕方4時頃入荷する予定の一般用インフルエンザワクチンが、60人分から90人分に増えました。

11月9日夕方4時頃、一般用インフルエンザワクチン60人分入荷予定です。

一般用インフルエンザワクチンの在庫がなくなりました(11月8日)。

一般用インフルエンザワクチン70人分が入荷しました(11月8日)。

一般用インフルエンザワクチンの在庫がなくなりました。入荷次第、お知らせします(11月5日)。

一般用インフルエンザワクチン100人分が入荷しました(11月4日)。