健康情報のウソ・ホント 第10回 

平成23年11月1日 

健康情報のウソ・ホント 第10回 コエンザイムQ10

 

 ある広告会社の「コエンザイムQ10のすべて」というサイトは、コエンザイムQ10について多くの効能を謳(うた)い、絶賛しています。

書かれている内容の一部を抜粋してご紹介します。

 

 コエンザイムQ10は、老化防止や美肌のためになくてはならないものだ。

そもそも多くの生物のエネルギー源であるATPを作り出す働きをする補酵素なので、もともと細胞の力の源なのだ。

コエンザイムQ10はもとは医薬品だったが、規制緩和によりサプリメントや化粧品にも配合できるようになったことから、健康だけでなく美容のためにも注目されるようなってきた。

 コエンザイムQ10には、以下の様な効能効果がある。

 


1.免疫力を高める。

2.紫外線による肌へのダメージを防ぐ。

3.余計な体脂肪が蓄積されるのを防ぎ、ダイエット効果につながる。

 脚の動脈を広げて血流を良くし、下半身の部分痩せにも効果を発揮する。

4.心臓の機能が高まり、心臓が送り出す血液量が増え、全身の血行が良くなり、冷え性の症状が緩和される。

5. 疲労した細胞の活力回復を早め、疲労の蓄積を防ぐことができる。

6.細胞を元気にするため、当然、シワやシミ・くすみなどの肌のトラブルにも良い効果を発揮し、きれいになる。だから、美容に効く成分としても注目されている。

7.抗酸化力により、激しい運動をしても筋肉細胞が壊れないように守る。

8.最近の調査で、低血圧の人はコエンザイムQ10の血中濃度が低いということがわかった。コエンザイムQ10は低血圧にも効果的であるという報告がある。

9.コエンザイムQ10を続けて摂取すると、心臓のポンプ機能が高まるので、めまいや寝起きの悪さといった症状が改善される。

 

 細胞という人間の根本から改善するサプリメントであるということを考えると、ある程度の期間飲み続けることが重要で、即効性があるということはあまり期待できない。コエンザイムQ10の摂取を止めると、1週間くらいで血中濃度は元のレベルに下がってしまうことが確認されている。したがって、摂取を止めた1週間後くらいから、摂取していた時と比べて疲れを感じやすくなることがあるかも知れないが、これは、病気になったということではなく、摂取前の体調に戻ったということであるため、リバウンドとは異なるものである。一般的に健康維持や老化防止が目的であれば、1日100mg、病気の兆候がある場合は、300㎎を目安にするのがよいと思われている。

また、ストレスを抱えている人やスポーツなどで体力を使う人も、多めに摂取することが良いとされている。

 

 どうです、皆さん。

コエンザイムQ10は万能のサプリメントであり、しかも、毎日100mgから300mg摂取する必要があると書いてあります。

しかし、この会社が言っている内容の大部分は、もちろん、デタラメです。

信用してはいけません。

                         

次号へ続く


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お知らせ

令和2年8月13日(木)から15日(土)まで休診します。17日(月)より通常通り診療します。

令和2年4月26日(日)は9時から午後5時まで、藤沢市休日当番医です。急病やケガの方は受診して下さい。

4/7に緊急事態宣言が発令されましたが、緊急事態中も当院は通常通り診療を続けます。風邪症状で悩む方は早期に当院を受診下さい。まず肺炎を診断し、肺炎なら迅速に治療開始することが重要です。自宅で放置していると重症化することがありますので、早期発見早期治療が肝要です(令和2年4月10日)。

本日、インフルエンザワクチン60人分追加入荷しました(1月8日)。

本日、インフルエンザワクチン40人分入荷しました(1月7日)。

令和2年1月7日(火)にインフルエンザワクチン40人分入荷します。時刻は未定です。入荷次第、お知らせします。