健康情報のウソ・ホント 第9回 

平成23年10月1日 

コンドロイチン、ヒアルロン酸、グルコサミン(続き)

 

 前号で述べた様に、コンドロイチンもヒアルロン酸も、酸性ムコ多糖という高分子化合物であるため、口から摂取してもそのままの形では体内に吸収されません。

どちらも、アミラーゼという分解酵素によって切断され、糖が2つつながっただけの低分子物質となり、小腸粘膜の上皮細胞に取り込まれます。そして、小腸上皮細胞の中でさらに別の分解酵素によって単糖にまで分解され吸収されるのです。

 つまり、コンドロイチンを飲んでもそれが軟骨へ移行してくれる訳ではなく、ヒアルロン酸を飲んでも、それが皮膚や関節へ移行してくれる訳ではないのです。 

 「コンドロイチン○○錠」の 「加齢にともなうコンドロイチン不足は、外部からの摂取で補う必要があります。」は真っ赤なウソです。

口から摂取したコンドロイチンが軟骨のコンドロイチンに置き換わるのではないからです。「院長から一言(平成23年5月1日)」で述べた様に、軟骨中のコンドロイチンが減るのは、老化により合成速度が遅くなるのが原因であって、外部からのコンドロイチン摂取不足が原因なのではないのです。

 

 「飲むヒアルロン酸△△」の 「△△を飲めば、ヒアルロン酸を簡単に摂取して頂けます。毎日の生活でヒアルロン酸の効果的な摂取を心がけ、 常に体内に補給していくことが大切です。」こんな宣伝文句に騙されてはいけません。後に述べる様に、ヒアルロン酸は肉や魚に豊富に含まれていますから、わざわざ錠剤を買う必要はありません。

毎月12,600円も払って「飲むヒアルロン酸△△」を飲んでいる方は、以上の説明を理解した上で、今後も買い続けるかどうかを判断して下さい。そんなお金があったら、たまに夫婦揃って寿司や中華料理でも食べに出かけた方がよほどマシだと私は思います。

 

 「グルコサミン××」の宣伝文句もデタラメばかりです。

 

 「グルコサミンは人の体で合成されるアミノ酸の一種」と書いてありますが、「院長から一言(平成23年5月1日)」で述べた様に、グルコサミンはヒアルロン酸という酸性ムコ多糖を構成する2種類の糖の1つです。アミノ酸ではありません。

 グルコサミンは単なる糖に過ぎませんから、主にダメージをうけた軟骨を元に戻したり、しなやかさを保つ働きなどありません。また、軟骨が分解するのを防ぐ方向の代謝にも影響を及ぼしたりしません。抗炎症作用などあるはずもありません。

痛みの第一の原因である軟骨のすり減ったよく曲がらない関節組織を元に戻すことによって、痛み、腫れを緩和し、組織をしっかりしたものにする働きなど絶対にありません。

 「グルコサミンはカニやエビの甲殻由来の成分で、普段食べる機会がなかなかありません。」とも書いてあります。確かに、グルコサミンはカニやエビの甲殻を構成するキチン質の成分ではあります。しかし、グルコサミンを構成要素の1つとするヒアルロン酸は、脊椎動物の細胞の被膜や細胞外基質中に広く存在しており、肉や魚を食べれば容易に摂取可能な物質です。決して普段食べる機会がなかなかない物ではありません。

「サプリメントから補充しなければいけない」という売り文句は大嘘です!

 

 腰や膝の痛みを治すために、毎月3,990円も払って「グルコサミン××」を飲んでいるアナタ。そんなお金があれば、トンカツ屋へ行ってエビフライやロースカツでも食べた方が良いと私は思います。グルコサミンもたっぷり含まれていますからね。

 

 それにしても、ヒアルロン酸の構成要素としてのグルクロン酸とグルコサミンは共に商品化されサプリメントとして売られていますが、ガラクトサミンはグルクロン酸と並んでコンドロイチンの重要な構成要素であるにもかかわらず、(私が調べた限りでは)全く商品化されていません。商魂たくましいサプリメント業界が、なぜ、ガラクトサミンも商売のネタにしないのか不思議です。ガラクトサミンはグルコサミンに比べて覚えにくい名称だからでしょうか?それとも他に理由があるのでしょうか?

どなたかご存じの方がいらっしゃったら私に教えて下さい。

 

 最後に、英国医師会誌British Medical Journal2010年9月号に掲載されたスイス、ベルン大学のPeter Juni博士らの大規模研究の結論を紹介します。 

1.2008年の世界でのコンドロイチン、グルコサミンの売り上げは1,700億円に達し、2003 年より60%増加している。

2.これら2つのサプリメントのいずれにも、患者の疼痛緩和という点で、臨床的に意義のある有益性は認められなかった。

3.これらのサプリメントを服用しても、費用がかかる以外の害はない。

  従って、積極的に使用を止める理由はない。

4.現時点では、これらの有効性を認める研究は存在しない。

 

要するに、これらのサプリメントを飲んでも、毒にも薬にもならないという事です。 

 

今回で、コンドロイチン、ヒアルロン酸、グルコサミンのお話を終わります。

 

お知らせ

8月11日(日)から15日(木)まで夏期休診とさせて頂きます。

ゴールデンウィーク期間中、4/30(火)と5/2(木)は午前のみ通常の診療を行います。

本日、インフルエンザワクチン320人分入荷しました(平成30年12月21日)。

本日、インフルエンザワクチン360人分入荷しました(平成30年12月17日)。

只今、インフルエンザワクチンの在庫がなくなりました。また、入荷次第、お知らせします(平成30年12月15日)。

本日、インフルエンザワクチン200人分入荷しました(平成30年12月13日)。

只今、インフルエンザワクチンの在庫がなくなりました。また、入荷次第、お知らせします(平成30年12月11日)。

本日、インフルエンザワクチン100人分入荷しました(平成30年12月10日)。

只今、インフルエンザワクチンの在庫がなくなりました。また、入荷次第、お知らせします(平成30年12月7日)。

本日、インフルエンザワクチン100人分入荷しました(平成30年12月7日)。

只今、インフルエンザワクチンの在庫がなくなりました。また、入荷次第、お知らせします(平成30年12月5日)。

本日、インフルエンザワクチン50人分入荷しました(平成30年12月5日)。

只今、インフルエンザワクチンの在庫がなくなりました。また、入荷次第、お知らせします(平成30年12月4日)。

本日、インフルエンザワクチン200人分入荷しました(平成30年12月3日)。

只今、インフルエンザワクチンの在庫がなくなりました。また、入荷次第、お知らせします(平成30年11月28日)。

本日、インフルエンザワクチン120人分入荷しました(平成30年11月28日)。

只今、インフルエンザワクチンの在庫がなくなりました。また、入荷次第、お知らせします(平成30年11月26日)。

本日、インフルエンザワクチン200人分入荷しました(平成30年11月26日)。

只今、インフルエンザワクチンの在庫がなくなりました。また、入荷次第、お知らせします(平成30年11月21日)。

本日、インフルエンザワクチン100人分入荷しました(平成30年11月21日)。

只今、インフルエンザワクチンの在庫がなくなりました。また、入荷次第、お知らせします(平成30年11月19日)。

本日、インフルエンザワクチン80人分入荷しました(平成30年11月19日)。

本日、インフルエンザワクチン120人分入荷しました(平成30年11月16日)。

只今、インフルエンザワクチンの在庫がなくなりました。また、入荷次第、お知らせします(平成30年11月17日)。

本日、インフルエンザワクチン70人分入荷しました(平成30年11月15日)。

只今、インフルエンザワクチンの在庫がなくなりました。また、入荷次第、お知らせします(平成30年11月14日)。

本日、インフルエンザワクチン80人分入荷しました(平成30年11月14日)。

只今、インフルエンザワクチンの在庫がなくなりました。また、入荷次第、お知らせします(平成30年11月9日)。

本日、インフルエンザワクチン80人分入荷しました(平成30年11月9日)。

本日、インフルエンザワクチン40人分入荷しました(平成30年11月8日)。

只今、インフルエンザワクチンの在庫がなくなりました。また、入荷次第、お知らせします(平成30年11月7日)。

本日、インフルエンザワクチン120人分入荷しました(平成30年11月7日)。

本日、インフルエンザワクチンの在庫がなくなりました。また入荷次第、お知らせします(平成30年11月5日)。

本日、インフルエンザワクチン120人分入荷しました(平成30年11月2日)。

本日、インフルエンザワクチンの在庫がなくなりました。また入荷次第、お知らせします(平成30年10月30日)。

平成30年8月13日(月)から16日(木)まで休診致します。