健康情報のウソ・ホント 第8回

平成23年9月1日

コンドロイチン、ヒアルロン酸、グルコサミン(続き)

 変形性関節症の患者さんは当院でも非常に多いので、もう少し詳しく説明しましょう。この病気は「関節軟骨の変性・摩耗とその後の軟骨・骨の新生増殖、および二次性滑膜炎などに基づく進行性の変性関節疾患」と定義されます。つまり、老化などの原因で関節の軟骨が傷み、すり減ると、人間の体はそれを修復しようとします。しかし、正常な状態に修復することは出来ず、周囲の負担のかかっていない部位に異常軟骨や骨棘(こつきょく、骨がトゲの様に出っ張る事)として増殖します。こうして関節の変形が進むと同時に、関節内の滑膜という組織が炎症を起こして、関節内に水が貯まります。

関節の変形は、全身のどの関節にも発生し、加齢とともに発生頻度は増加します。

しかし関節の変形があっても、特に体重のかからない関節では痛みなどの症状が全くない場合も多く、関節の変形に症状が伴った状態を「変形性関節症」と呼びます。


 「コンドロイチン○○錠」の宣伝文句に「膝や腰の痛みを感じ始めたら、コンドロイチンがかなり不足している証拠です」とありますが、膝や腰の痛みの原因は変形性関節症だけではありません。また、「できれば、痛みを感じ始める前に、コンドロイチン○○錠を飲んで、意識的にコンドロイチンを摂取するよう心がけましょう。膝関節だけでなく、椎間板ヘルニアや腰痛、肩こりなど、さまざまな部位のつらい症状に優れた効果を発揮します。」謳(うた)っていますが、椎間板ヘルニアは変形性関節症とは異なる疾患であり、コンドロイチンの減少とは全く無関係です。

 皮膚や関節滑液中のヒアルロン酸も、軟骨中のコンドロイチンACと同様に、数日から数週間で分解されると同時に、新しいヒアルロン酸が合成され置き換わっています。そして、やはり、分解と合成のスピードのバランスが崩れると(合成のスピードが分解のスピードより遅くなると)組織中のヒアルロン酸の量が減ってきます。

これも老化現象の1つです。

 

 コンドロイチンもヒアルロン酸も、酸性ムコ多糖という高分子化合物であるため、口から摂取してもそのままの形では体内に吸収されません。

どちらも、アミラーゼという分解酵素によって切断され、糖が2つつながっただけの低分子物質となり、小腸粘膜の上皮細胞に取り込まれます。

そして、小腸上皮細胞の中でさらに別の分解酵素によって単糖にまで分解され吸収されるのです。

百歩譲って、仮にコンドロイチンやヒアルロン酸がそのままの形で小腸から吸収され血液中を運ばれるとしても、軟骨には血管がありませんので、軟骨内に入ることはできません。

 つまり、コンドロイチンを飲んでも、それが軟骨へ移行して軟骨の摩耗を防いでくれるなどということはあり得ないのです。

同様に、ヒアルロン酸を飲んでも、それが皮膚へ移行して皮膚の弾力を保ってくれたり、関節の滑液中に移行して潤滑油の働きをしてくれる訳ではないのです。

                                                           

                              次号へ続く

 

インフルエンザ予防接種の予診票は当院受付にてお配りしている他、本サイトからもダウンロードできます。予め記入後お持ち下さい。

  ただし、「65歳以上の藤沢市民」は、当院にて専用の予診票に記入して頂きますので、ダウンロードは不要です。

お知らせ

10月23日(土)午前10時、インフルエンザワクチンの在庫がなくなりました。

入荷しだい、お知らせします。

10月22日診療終了時点で、インフルエンザワクチンの在庫35人分です。

10月21日朝、インフルエンザワクチン100人分入荷しました。

在庫は105人分です。

10月20日夕方、診療終了時点で、インフルエンザワクチンの在庫は17人分です。

10月18日朝、インフルエンザワクチン138人分入荷しました。

在庫は188人分です。

10月12日朝、インフルエンザワクチン100人分入荷しました。

在庫は約200人分です。

10月1日朝の診療開始時点で、インフルエンザワクチンの在庫は380人分です。

 新型コロナワクチンの予約受付を再開します。3週間おき、計2回の接種をキャンセルしないで必ず受けると約束する方だけに限ります。

接種日は11月1日(月)以降で、定員168人です。接種時間帯は診療時間と同じです。

 月、火、水、金曜日の午後2時から3時の間、当院にて、接種券を持参の上、予約して下さい。電話では予約できません。電話でのお問い合わせはご遠慮下さい(9月9日)。

 

新型コロナワクチンの接種枠が満杯になりました。一旦、予約受付を終了します。再開する際は当欄にてお知らせします(9月1日)。

新型コロナワクチンの予約受付を再開します。3週間おき、計2回の接種をキャンセルしないで必ず受けると約束する方だけに限ります。接種日は以下の2通りに限り、共に定員70人です。例外はありません。

月、火、水、金曜日の午後2時から3時の間、当院に接種券を持参して御予約下さい。電話では予約できません。電話でのお問い合わせはご遠慮下さい(9月1日)。

①9/11(土)②10/2(土)

①9/25(土)②10/16(土)

いずれも、時間は午後2時から5時までです。

新型コロナワクチンの接種枠が満杯になりました。一旦、予約受付を終了します。再開する際は当欄にてお知らせします(令和3年8月27日)。

新型コロナワクチンの予約受付を再開します。3週間おき、計2回の接種をキャンセルしないで必ず受けると約束する方だけに限ります。接種日は以下の11通りに限ります。例外はありません。

月、火、水、金曜日の午後2時から3時の間、当院に接種券を持参して御予約下さい。電話では予約できません。

①9/28②10/19、①9/29②10/20、①9/30②10/21、①10/1②10/22、①10/2②10/23、①10/4②10/25、①10/5②10/26、①10/6②10/27、①10/7②10/28、①10/8②10/29、①10/9②10/30

8月12日(木)から14日(土)までの3日間、夏期休業します。

 

全国的なワクチン不足のため、神奈川県より9月27日以降の予約受付を控えるよう通達がありました。当面の間、9月27日以降の新型コロナワクチンの予約はできませんので、ご了承下さい(令和3年7月15日)。

6月11日現在の、新型コロナワクチン予約状況は以下の通りです。

本日予約すると、1回目接種が8月後半、2回目接種が9月前半となります。

新型コロナワクチンの接種対象年齢が12歳以上に拡大されました。接種券(クーポン券)が届いたら、窓口にて予約して下さい。藤沢市以外の方も予約できます(令和3年6月2日)。