健康情報のウソ・ホント 第26回 血液型と性格(続き)

平成28年7月1日

 

 血液型によって性格を判断しようというバカバカしい考え方が、これほど当たり前のように流布(るふ)している日本は、世界的にも珍しいようです。

 ただし、人間を分類しようという試みは古代から行われてきました。

今から2,400年前の紀元前400年頃、古代ギリシャの医師ヒポクラテスは、人間には4種類の体液があり、その混合に変調が生じると病気になるという「四体液説」を唱えました。

4つの体液とは、血液・黄(色の)胆汁・黒(色の)胆汁・粘液です。

ヒポクラテスはこの4つの体液を、当時(古代ギリシャ)の「四大元素(空気、火、地、水)」に関連付けました。

すなわち、血液が空気、黄胆汁が火、黒胆汁が地、粘液が水に相当すると考えたのです。

 それから約500年後の紀元100年代(今から1,900年前)に、古代ギリシャ・ローマにガレノスという医師が現れました。

彼はヒポクラテスの「四体液説」を発展させ、4種類の体液の偏(かたよ)りによって気質が異なるという「四気質説」を提唱しました。

これが、人の性格分類の始まりです。

 「四気質説」によると、血液が多い人は「多血質」と呼ばれ、明るく社交的な気質の持ち主です。

血液は古代ギリシャの「四大元素」の中の空気に相当しますので、大気中に上昇して行くイメージです。

 黄(色の)胆汁が多い人は「胆汁質」と呼ばれ、積極的で短気な気質の持ち主とされます。

(色の)胆汁は「四大元素」の火に相当しますので、カーッと燃え上がるような気質のイメージです。

 黒(色の)胆汁が多い人は「黒胆汁質(憂うつ質)」と呼ばれ、心配性(しんぱいしょう)で不安定な気質の持ち主とされます。

(色の)胆汁は「四大元素」の地に相当しますので、下方へと向かうような暗く陰湿なイメージです。

 そして、粘液が多い人は「粘液質」と呼ばれ、冷静で勤勉な気質の持ち主とされます。

粘液は「四大元素」の水に相当しますので、冷ややかなイメージです。

  「四気質説」はヨーロッパの歴史の中で一旦忘れ去られていきましたが、ルネッサンス期以降、再び脚光を浴びる事になりました。

哲学者カントは、「四気質説」に基づいて人間の気質について論じました。

心理学者ブントの気質理論も「四気質説」に基づくものでした。

その他、多くの学者が「四気質説」を取り上げ、これを基礎として多くの理論が発展していきました。

 もちろん、人間の体液がこれら4種類で構成されているという説は、現代医学において完全に否定されます。

しかし、4つの気質として書かれた記述内容を基本として、2,000年以上もの長きに渡って、多くの人々が人間を論じてきたのです。

 やがて、この論争に乗じ、20世紀になって唐突(とうとつ)に、一人の日本人が人間の性格と血液型を結びつける珍説(ちんせつ)を発表したのです。

次号で詳しく述べます。

 

                                次号へ続く

 

インフルエンザ予防接種の予診票は当院受付にてお配りしている他、本サイトからもダウンロードできます。予め記入後お持ち下さい。

  ただし、「65歳以上の藤沢市民」は、当院にて専用の予診票に記入して頂きますので、ダウンロードは不要です。

お知らせ

5月8日から、新型コロナウィルスワクチンの令和5年春開始接種が始まります。期間は8月31日まで、対象者は、前回接種から3ヶ月以上経過した、3回目以降の方で、以下のどれかに当てはまる方です。①65歳以上 ②5~64歳で基礎疾患を有する

③医療・介護従事者

 接種券を持って、月・火・水・金の午後2~3時に窓口にて予約して下さい。電話での予約はできません。

令和4年12月29日から令和5年1月3日まで休診します。

生後6ヶ月以上11才以下の乳幼児を対象に新型コロナワクチン接種を開始します。令和4年11月19日(土)以降、毎週土曜日に限ります。予約が必要です。月・火・水・金曜日の午後2時から3時の間に、接種券持参の上、窓口で予約して下さい。インフルエンザワクチンの同時接種も可能です。

 なお、1,2回目の12才以上新型コロナワクチン接種は毎週水曜日にのみ、行っています。

 電話でのお問い合わせは窓口業務の妨げになりますので、ご遠慮下さい。

4年11月から、生後6ヶ月以上11才以下の乳幼児令和の新型コロナワクチン接種を開始します。インフルエンザワクチンの同時接種も可能です。詳細が決まり次第、お知らせします。

 

10月1日(土)よりオミクロン株対応(ファイザー)の新型コロナワクチン接種を開始します。3回目以降、12才以上の方が対象です。

インフルエンザワクチンと同時接種も可能です。

月、火、水、金の午後2~3時に接種券を持って予約にお越し下さい。

電話での予約はできません。

1,2回目の従来ワクチン(ファイザー)接種も、引き続き行っています。

来る9月4日(日)午前9時から午後5時まで、当院は藤沢市の救急当番医です。

発熱外来、コロナワクチン接種も行いますので、ご予約下さい。

8/7(日)から8/14(日)まで休診します。

 新型コロナワクチン4回目接種を5月30日(月)から開始します。

混乱を避けるため、ファイザー社製のみを打ちます。接種対象者は以下のいずれかに該当する方です。①60歳以上 ②18~59歳で、基礎疾患を有するか、重症化リスクが高いと医師が認める方。

 ①②のいずれかで、3回目接種から5ヶ月以上あいていれば、接種可能です。

月、火、水、金の午後2~3時に接種券を持って予約にお越し下さい。電話での予約はできません(令和4年5月18日)。 

5~11歳用の新型コロナワクチン接種は行っていません(令和4年3月3日)。

新型コロナワクチンの予約の電話が殺到し、業務に支障を来しています。本日より、予約は対面でのみ受け付けることに変更します。月・火・水・金の午後2時から3時の間に、接種券持参の上、当院窓口にお越し下さい。電話での予約はできません(令和4年2月1日)。

1月23日(日)は休日診療を行います。

発熱・急病・ケガの方は受診して下さい。

午前9時から午後5時まで。

新型コロナワクチンの3回目接種を開始しました。市から接種券が届いたら、電話もしくは窓口にて予約して下さい。

藤沢市以外の方も予約できます。

TEL 0466-31-0840

 1・2回目のワクチンも、受け付けています(令和4年1月17日)。

一般用インフルエンザワクチン20人分が入荷しました(令和4年1月11日)。

令和3年12月30日から令和4年1月3日まで休診します。

一般用インフルエンザワクチン48人分が入荷しました。(12月28日)。

一般用インフルエンザワクチン100人分が入荷しました。(12月23日)。

新型コロナワクチンの3回目接種を来年1月18日から開始します。

市から接種券が届いたら、電話にて予約して下さい。藤沢市以外の方も予約できます。

TEL 0466-31-0840

一般用インフルエンザワクチン92人分が入荷しました。在庫は300人分です(12月8日)。

一般用インフルエンザワクチン260人分が入荷しました(12月7日)。

一般用インフルエンザワクチンの在庫がなくなりました(12月6日)。

12月4日診療終了時点で、一般用インフルエンザワクチンの在庫は10人分です。

一般用インフルエンザワクチン300人分が入荷しました(11月30日)。

一般用インフルエンザワクチンの在庫がなくなりました(11月29日PM2:45)。

一般用インフルエンザワクチン20人分が入荷しました(11月29日AM11時)。

65歳以上の藤沢市民のインフルエンザ予防接種の予約を再開します(11月29日)。

ただし、接種は12月10日以降です。

一般用インフルエンザワクチンの在庫がなくなりました(11月26日PM4時)。

11月26日AM10:30、一般用インフルエンザワクチン40人分が入荷しました。

一般用インフルエンザワクチンの在庫がなくなりました(11月22日PM5時)。

11月22日PM0時、一般用インフルエンザワクチン50人分が追加入荷しました。

11月22日AM10時、一般用インフルエンザワクチン90人分入荷しました。65歳以上の藤沢市民には藤沢市から配給される筈ですが、未だ配給再開日が未定のため、希望者には一般用を転用して接種します。

11月22日午前、一般用インフルエンザワクチン約100人分入荷予定です。時間は未定です。入荷次第、お知らせします。電話での問い合わせはご遠慮下さい。

一般用インフルエンザワクチンの在庫がなくなりました(11月12日)。

一般用インフルエンザワクチン100人分が入荷しました(11月12日)。

一般用インフルエンザワクチンの在庫がなくなりました(11月10日)。

11月9日夕方4時頃入荷する予定の一般用インフルエンザワクチンが、60人分から90人分に増えました。

11月9日夕方4時頃、一般用インフルエンザワクチン60人分入荷予定です。

一般用インフルエンザワクチンの在庫がなくなりました(11月8日)。

一般用インフルエンザワクチン70人分が入荷しました(11月8日)。

一般用インフルエンザワクチンの在庫がなくなりました。入荷次第、お知らせします(11月5日)。

一般用インフルエンザワクチン100人分が入荷しました(11月4日)。

10月1日朝の診療開始時点で、インフルエンザワクチンの在庫は380人分です。